理学療法士&医学博士が考える「運動と骨量について」

骨密度の検査をして、この先骨粗しょう症が心配…という方は多いのではないでしょうか?

人の骨量は二十歳ぐらいまでにピークに達し、その後年齢とともに骨量は徐々に減少していきます。

骨量を減らさないためには対策(運動習慣と食習慣)が必要です。

女性の場合は、ホルモンの関係で閉経後の骨量の減少は顕著ですので、特に気をつける必要があります。


「運動は身体の健康の源」正しい運動習慣でつくばを元気に

人の身体は使わない部分は衰えていくようにできています。

日ごろの生活が不活発になれば、その不活発な生活に必要な筋肉量が維持されるようになります。

筋肉が減ると骨も弱い骨になっていってしまいます。

ご高齢の方では、上半身よりも下半身の筋力が衰えることが多いので、足が上がりにくくなり、つまずきやすくなります。

つまずいて転んで、骨折したために寝たきりになると負の連鎖の始まってしまいます。

ここで大切なことは

運動習慣は早めに取り入れて頂くことが重要であるということです。

余力のあるうちに筋肉量と骨量を増やすことが生涯の健康へとつながっていきます。

「膝が痛い」「腰が痛い」となる前から、運動を生活の中に取り入れる習慣を身につけましょう。


身体には適度な負荷が必要

骨の場合、骨は重力に対して身体を支えることによってその強度を維持しています。

重力のほぼない宇宙で長く過ごす宇宙飛行士の場合、体重を支える必要がないので筋肉が衰え、同時に体重を支えるために必要な骨も弱くなります。

骨を丈夫にするためには、歩いたり縄跳びをしたり、ジョギングしたり、骨に重力がかかる運動、骨に力がかかる運動が効果的といわれています。


ウエイトトレーニングが骨を丈夫にする

筋力アップをはかるウエイトトレーニング(筋トレ)は筋肉量はもちろん骨量アップにも有効です。

筋肉は関節をまたいで腱となり骨に付着しています。

筋力トレーニングを行うと筋が肥大し、収縮力が大きくなります。

付着する骨も適応する為に強度を高める必要がでてきます。

筋トレは骨に関係する細胞に刺激を与え、骨の再生を促し、骨を強化する効果があります


骨を丈夫にする代表的な栄養素

骨をつくるために欠かせない主な栄養素として

①カルシウム(骨の主材料)

②ビタミンD(腸管からのカルシウムの吸収を助ける)

③ビタミンK(カルシウムが骨に沈着するのに必要)の3つといわれています。

カルシウム、ビタミンD、ビタミンKを豊富に含む食品を摂取するように食生活を見直してみて下さい。


理学療法士×医学博士監修のパーソナルトレーニングジム

ピアレスウルフのパーソナルトレーニングでは、運動の専門家としての観点から、ウエイトトレーニングを始め、一人一人の方の身体の状態に合わせたトレーニングをご提案いたします。

筋力アップ骨量アップ日常生活のレベルアップを目指したメニューを提供させて頂きます。


最後まで読んで頂きありがとうございました。

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記事の執筆者

阪本洋平(ピアレスウルフ代表)

理学療法士

総合格闘家/初代GRACHANライト級チャンピオン/第二代GRACHANフェザー級チャンピオン

パーソナルトレーナー

琉球大学理学部海洋自然科学科生物系卒業。琉球大学在学時代から総合格闘技のプロ選手として活動を開始。

その後自らの怪我や痛みの原因を知るため、茨城県立医療大学保健医療学部理学療法学科に入学。在学中も選手としての活動を継続する。

卒業後は理学療法士として茨城県内の総合病院に勤務する傍ら、初代GRACHANライト級チャンピオン(2016年)第2代GRACHANフェザー級チャンピオン(2017年)を獲得。

2023年4月、つくば市松代にキックボクシング・ブラジリアン柔術・総合2023年4月、つくば市松代にキックボクシング・ブラジリアン柔術・総合格闘技ジム「ピアレスウルフ」パーソナルトレーニングジム「ピアレスウルフパーソナル」をオープン


阪本典子(スペシャルアドバイザー)

・医学博士

・大阪市立大学 医学研究科解剖学 博士課程修了

・九州栄養福祉大学 名誉教授

・九州栄養福祉大学 食物栄養学部 食物栄養学科 教授

・近畿大学医学部 学内講師

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