腰痛に悩まされる方は多いと思います。
腰痛=お腹の筋力が弱いというイメージもあるかもしれません。
実はそれは腰痛の原因の一つにすぎません。
今回は腰痛症と股関節の関係性について考えてみたいと思います。
人間の身体の特徴は犬や猫などの四足動物とは大きく異なっていますが
その中でも最も変化したのは股関節です。
股関節を「伸ばす」動きが腰痛予防へのポイント
猫や犬などの四つ足動物は常に股関節は屈曲(曲がった状態)しています。
それに対して、人間の股関節は真っすぐに伸びている(伸展)しているのがわかります。
なぜこれほど人間と他の動物の間で差があるのか?
この理由は
人間が直立姿勢と二足歩行という二つの大きな特徴を持つためです。
「歩く」という動作を効率よく行うために「股関節が後ろに伸びる」という機能は非常に大切です。
股関節が「伸びる」という機能が失われると
「歩く」という動作において
腰部はもちろん身体全体に負担がかかってしまうことは明らかです。
腰痛予防に股関節ストレッチ&エクササイズ
腰痛に悩んでおられる方にとって
「股関節を後ろに伸ばす」という動きを普段から意識して行うことはとても大切です。
日常生活だけでは股関節の柔軟性は年齢とともに低下してしまいます。
股関節の柔軟性と筋力を高めることで
腰痛が改善してくることはとても多いです。
今回は股関節をストレッチしながら
さらに筋力を高めていくことができるおススメのエクササイズをご紹介します。
同時に筋力をつけていくことができます。
ポイントは胸を張ってお腹に力を入れる(腹圧を高める)こと
体幹が安定しないと、かえって腰に負担をかけてしまうので注意してください。
自宅で簡単に行えるトレーニングですので、是非試してみてください。
お身体のことについての、お悩みやご相談などは公式lineから受け付けています。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
記事の執筆者
阪本洋平(ピアレスウルフ代表)
・理学療法士
・総合格闘家/初代GRACHANライト級チャンピオン/第二代GRACHANフェザー級チャンピオン
・パーソナルトレーナー
琉球大学理学部海洋自然科学科生物系卒業。琉球大学在学時代から総合格闘技のプロ選手として活動を開始。
その後自らの怪我や痛みの原因を知るため、茨城県立医療大学保健医療学部理学療法学科に入学。在学中も選手としての活動を継続する。
卒業後は理学療法士として茨城県内の総合病院に勤務する傍ら、初代GRACHANライト級チャンピオン(2016年)第2代GRACHANフェザー級チャンピオン(2017年)を獲得。
2023年4月、つくば市松代にキックボクシング・ブラジリアン柔術・総合格闘技ジム「ピアレスウルフ」パーソナルトレーニングジム「ピアレスウルフパーソナル」をオープン
阪本典子(スペシャルアドバイザー)
・医学博士
・大阪市立大学 医学研究科解剖学 博士課程修了
・九州栄養福祉大学 名誉教授
・九州栄養福祉大学 食物栄養学部 食物栄養学科 教授
・近畿大学医学部 学内講師
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