理学療法士×プロアスリートが考える「ダイエットで体重が停滞した時の対処法」

「食事を減らしているはずなのに体重が落ちない」そんな経験をしている方は多いと思います。

今回はそんなときの対処法をお伝えします。


食事を減らしているのに、なぜ体重は停滞するのか?

人間の身体は、ホメオスタシスといって現状からの変化を嫌う性質があります。

特にBMIが20(女性なら150cm・45kg)を切ると非常に体重は停滞しやすくなってしまいます。

なぜこんなことが起きるのか?

食事量を減らすと身体は危険を感じ、筋肉や内臓の代謝を下げてしまいます。

これは体温の変化としても現れ

平均的に体温が0.2℃以上下がるとほぼ間違いなく代謝の停滞が起きています。

飢餓状態から身を守る防衛本能ですね。


ダイエット時には500kcalを目安に食事を減らそう

ダイエット時には最低でも摂取カロリーを一度に500kcal以上減らしていくことが必要です。

例えば100kcalを減らしたとしても

すぐに身体はすぐに適応して代謝を低下させてしまいます。

これではなかなか変化を起こすことは難しいですね。

やはりダイエットにはある程度の節制が必要です。


それでも体重は停滞する

それでも必ず体重は停滞します。

先程話したように、内臓や筋肉の代謝が起きてしまうからです。

このまま放置してもそれ以上の体重減少は見込めません。

食事を減らし始めて1~3か月で停滞が起きることが多いですが、これはごく自然なことです。


体重が停滞した時の対処法

体重が停滞したときにどうするのか?

「さらに500kcal減らす」

これはもともと食べていた量がよほど多くない限りは現実的ではありません。

他にも「チートデイ」「ケトジェニックに切り替える」などといったことも考えられますが

僕のおすすめはダントツでこれです。

「一度食事量を増やして筋トレを徹底的に行う」です。

しっかりと筋トレができるのであれば、元の食事量よりも上げてしまってもいいくらいです。

この期間に筋肉量を増やし、代謝を高い状態にリセットしていきます。


最低一か月は「食事を増やす期間を」

体重が停滞したら、最低一か月間はエネルギーを十分にとり、筋トレをしっかりとこなします。

その後またダイエットに入っていく。

「体重が停滞しているな」と感じたら放置しないこと

このことが非常に重要になります!

質問・相談・お問い合わせは公式lineからも受け付けています。

最後まで読んで頂きありがとうございました!


記事の執筆者

阪本洋平(ピアレスウルフ代表)

理学療法士

総合格闘家/初代GRACHANライト級チャンピオン/第二代GRACHANフェザー級チャンピオン

パーソナルトレーナー

琉球大学理学部海洋自然科学科生物系卒業。琉球大学在学時代から総合格闘技のプロ選手として活動を開始。

その後自らの怪我や痛みの原因を知るため、茨城県立医療大学保健医療学部理学療法学科に入学。在学中も選手としての活動を継続する。

卒業後は理学療法士として茨城県内の総合病院に勤務する傍ら、初代GRACHANライト級チャンピオン(2016年)第2代GRACHANフェザー級チャンピオン(2017年)を獲得。

2023年4月、つくば市松代にキックボクシング・ブラジリアン柔術・総合格闘技ジム「ピアレスウルフ」パーソナルトレーニングジム「ピアレスウルフパーソナル」をオープン

阪本典子(スペシャルアドバイザー)

医学博士

大阪市立大学 医学研究科解剖学 博士課程修了

九州栄養福祉大学 名誉教授

九州栄養福祉大学 食物栄養学部 食物栄養学科 教授

近畿大学医学部 学内講師

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