理学療法士×プロ格闘家が考える「痛みがある、でも格闘技がしたいあなたへ」

腰や肩に痛みがある

運動は休んだ方が良いのかな?

でも体力をせっかくつけたのに休むのはイヤだ

そんな気持ちはアスリート経験が長い自分にもよくわかります。

今回はこのような場合に注意すべきことを書いていきたいと思います。

理学療法士、総合格闘技の選手として感じる「痛み」との付き合い方

身体に痛みがある=運動はやめる

これは必ずしも間違った考え方ではありません。

特に格闘家などの競技者となると

「痛みとうまく付き合っていく」

という部分があるのは確かです。

しかし、安易に無理をして動かすのは非常に危険です。

「深刻な怪我」に繋がってしまうこともあります。

ではどう付き合っていけば良いのでしょうか?

自分は総合格闘技の選手として身体の痛みには本当に悩まされました。

自分自身の経験も踏まえて、この記事を書いていこうと思います。

チェック項目:動作中に痛みがあるか?

これは非常なチェック項目です。

「動かすと痛い=物理的なストレスがかかっている」

ということです。

小さなストレスでも

「ストレスをかけ続ける」ことが大きな問題です。

より深刻な痛み、障害を引き起こしてしまいます。

痛みは身体からの大切な危険信号

決して見逃してはいけません。

痛みのある動作は必ず避けるようにしてください。

運動方向や身体の感覚を工夫することで痛みを回避

痛みは運動中に全ての場面で生じているわけではなく

動作の一部で物理的なストレスがかかることによるものがほとんどです。

これは

ウェイトトレーニングでも

格闘技のような競技でも同じです。

負担になっている動きを見つけ出し、改善していくことで

身体にかかっているストレスを回避することは可能です。

ここで大切なのが

動きを正しく修正できるトレーナーの存在だと考えています。

正しい動きに導くことで

逆にパフォーマンスを高められる可能性もあります。

「怪我を通して成長できる」ということも十分にあります。

格闘技でも、練習中に痛みが続くようであれば

一度中断して

「身体に負担をかけずに競技を続ける方法は無いか?」

トレーナーと話し合うべきです。

「痛みがある」=「すぐに全ての運動をやめる」

という必要はありません。

痛みに対する対応は、状況によって異なります。

身体の痛みに関するご質問等も公式lineからお問い合わせください。

最後まで読んで頂きありがとうございました!


記事の執筆者

阪本洋平(ピアレスウルフ代表)

理学療法士

総合格闘家/初代GRACHANライト級チャンピオン/第二代GRACHANフェザー級チャンピオン

パーソナルトレーナー

琉球大学理学部海洋自然科学科生物系卒業。琉球大学在学時代から総合格闘技のプロ選手として活動を開始。

その後自らの怪我や痛みの原因を知るため、茨城県立医療大学保健医療学部理学療法学科に入学。在学中も選手としての活動を継続する。

卒業後は理学療法士として茨城県内の総合病院に勤務する傍ら、初代GRACHANライト級チャンピオン(2016年)第2代GRACHANフェザー級チャンピオン(2017年)を獲得。

2023年4月、つくば市松代にキックボクシング・ブラジリアン柔術・総合格闘技ジム「ピアレスウルフ」パーソナルトレーニングジム「ピアレスウルフパーソナル」をオープン

阪本典子(スペシャルアドバイザー)

医学博士

大阪市立大学 医学研究科解剖学 博士課程修了

九州栄養福祉大学 名誉教授

九州栄養福祉大学 食物栄養学部 食物栄養学科 教授

近畿大学医学部 学内講師

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