骨折り損のくたびれもうけ、気骨がある、骨を休めるなど
骨を使った慣用句はたくさんあります。
骨は人の身体を支え、骨なしでは人は生きていくことができないからでしょう。
今回は成人の・骨量と運動について考えます。
骨量は20歳くらいまでにピークに達します ➡ 20歳までに骨量を高めることが大切
その後その骨量が維持され、高齢になると減少していきます
骨量を維持し、減少させないためには運動と栄養が大切です。
骨は常に生まれ変わる
大人の骨は変化しないと思っている人は多いようですが
骨は常に新しい骨ができ
古い骨が壊されている活発な組織です。
このサイクルは骨の再構築(リモデリング)とよばれます。
骨には骨細胞・骨芽細胞・破骨細胞という三種類の細胞がいます。
骨芽細胞とは骨質を作り出すための細胞
破骨細胞とは骨質を溶かすための細胞です。
骨は絶えず吸収と形成を繰り返し、約10年をかけてすべて入れ替わるといわれています。
骨の吸収が骨の形成を上回ると、骨は次第に弱くなります。
つまり
骨は日常の中で丈夫にすることもできれば
もろくなることもあるということです。
骨を丈夫に保つための運動の重要性
宇宙飛行士が宇宙での旅を終えて地球に帰ってきたときには
骨と筋力の衰えが顕著です。
適切な運動を宇宙で続けていないと
歩けない程度にまで筋力が弱り
骨密度も地上の10倍の速さ低下すると言われます。
「運動で身体に負荷をかける」ということが
骨を丈夫に保つのにいかに大切かということがわかります。
キックボクシングで丈夫な骨をつくる!生涯健康へ
筋力と骨量を保つには
骨に物理的負荷がかかることが重要
キックボクシングが骨量増加に推奨される理由として
「ステップを踏む」「パンチを打つ」「蹴りを打つ」 など
丈夫な骨がつくられるメカニズムとしては
➡ 骨に物理的負荷がかかる
➡ 骨芽細胞を活性化するタンパク質が放出される
➡骨芽細胞が働きだし骨量が増加する。
➡カルシウムがコラーゲンに沈着し、丈夫な骨が作られる。
という流れで骨量の増加が期待できます。
縄跳び、飛んだり、跳ねたりのジャンプ運動など
かかとに力がかかる動きは特に骨量を高めるといわれています。
《キックボクシングの骨量維持に対する効果》
キックボクシングでは、骨に物理的衝撃を与えるだけでなく
全身の筋肉をバランスよく動かします。
全身の筋肉が鍛えられ、筋力、バランス力が強化され、基礎代謝がアップします。
また、様々な骨に力が加わりますので骨の代謝が亢進し、骨密度増加につながります。
骨と筋の維持強化にキックボクシングを!必ず成果は出てきます。
目的に合わせたレッスンが受けられる充実の格闘技クラス
格闘技といっても会員様の目的は様々
「キックボクシングはやりたいけど、実際に殴り合いは抵抗がある」
「少し対面練習もやってみたい」
「ガッツリ格闘技がやりたい」など
ピアレスウルフでは
会員様の目的に合わせてコースを選んで頂けるよう
様々な格闘技のクラス
●キックボクシング(ダイエット・シェイプアップ)
●お手軽キックボクシング
●ブラジリアン柔術クラス
●アマチュアキックボクシング
●選手クラス
●レディ-スキックボクシング
等をご用意しています。
ご自分に適したコースをお選びいただき、ご参加下さい。
ジムへのお問い合わせやご質問は公式lineからも受け付けています。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
記事の執筆者
阪本洋平(ピアレスウルフ代表)
・理学療法士
・総合格闘家/初代GRACHANライト級チャンピオン/第二代GRACHANフェザー級チャンピオン
・パーソナルトレーナー
琉球大学理学部海洋自然科学科生物系卒業。琉球大学在学時代から総合格闘技のプロ選手として活動を開始。
その後自らの怪我や痛みの原因を知るため、茨城県立医療大学保健医療学部理学療法学科に入学。在学中も選手としての活動を継続する。
卒業後は理学療法士として茨城県内の総合病院に勤務する傍ら、初代GRACHANライト級チャンピオン(2016年)第2代GRACHANフェザー級チャンピオン(2017年)を獲得。
2023年4月、つくば市松代にキックボクシング・ブラジリアン柔術・総合格闘技ジム「ピアレスウルフ」パーソナルトレーニングジム「ピアレスウルフパーソナル」をオープン
阪本典子(スペシャルアドバイザー)
・医学博士
・大阪市立大学 医学研究科解剖学 博士課程修了
・九州栄養福祉大学 名誉教授
・九州栄養福祉大学 食物栄養学部 食物栄養学科 教授
・近畿大学医学部 学内講師